カビの基礎知識8. 環境中のカビ
日本の戸建て住宅における屋内・屋外の空中カビ分布を、エアーサンプラー法による調査データで紹介します。Cladosporiumは屋外に、Penicilliumは屋内に多く分布する傾向や、梅雨・秋の長雨シーズンに増加する季節変動について解説しています。
空中に浮遊するカビ
大気中のカビは、屋内と屋外で大きく異なります。
また地理的な要因もあり、日本では北海道、関東、沖縄でも異なります。
ここでは日本の戸建て住宅での空中カビについて、屋内と屋外を比較した調査データを示します。
測定法としてエアーサンプラー法(吸引量100 L)による方法で対象カビとしてCladosporium と Penicillium を比較しました。


その結果、Cladosporium は屋外に多く、一方 Penicillium は屋内に多く分布しました。
また、季節も大きく関与し、梅雨シーズン、秋の長雨シーズンで多くなり、夏季や冬季では少なくなる傾向がみられました。